展覧会情報


左:伝李公麟画 虎図(16世紀後半)正伝寺所蔵
右:伊藤若冲画 竹虎図(18世紀末)鹿苑寺所蔵
2010年 新春特別展

「朝鮮 虎展」1月9日(土)~2月14日(日)

2010年新春特別展「朝鮮 虎展」2010年1月9日(土)†2月14日(日) 開催趣旨  朝鮮半島の虎は、古来人々と深く関わり、虎を題材とする民話や美術工芸品が今日に伝わっていま す。山神信仰により仙人の使いとして虎を描いた「山神図」や、報喜を意味するめでたい図像としての「鵲虎図」は、正月の吉祥飾りとして用いられました。これらの資料からは朝鮮の自然から芽生えた民族性を知ることができます。  また、  ・・・詳細はこちら

お知らせ


自然を愛し朝鮮を愛した浅川巧
(浅川伯教・巧兄弟資料館提供)
特別展 関連企画ツアー2010
     朝鮮の美を求めて

浅川伯教・巧兄弟、柳宗悦を訪ねる。
   日本の旅/韓国の旅
     参加者募集中

●ツアー1● 日本の旅(バスツアー)京都―長野―山梨―東京―京都浅川伯教・巧兄弟資料館、松本民芸館、日本民藝館、茶房「李白」を巡る!  浅川兄弟と柳宗悦ゆかりの地を日本国内に訪ねます。山梨県北杜市高根町に2001年開設された「浅川伯教・巧兄弟資料館」をはじめ、朝鮮美術に造詣深い丸山太郎氏ゆかりの「松本民芸館」(長野県松本市)、そして特別展「朝鮮陶磁」開催中(4/1†6/27)の「日本民藝館」(東京  ・・・詳細はこちら

研究講座


鉄造如来坐像(統一新羅末~高麗初)
2009年度 高麗美術館研究講座

「朝鮮の仏教文化―人と思想と建築と」

 朝鮮において三国時代に伝来した仏教は、高麗時代には護国思想として隆盛を極めました。その後、儒教社会であった朝鮮時代にも命脈を保ち続け、現在でも深く信仰されています。  本年度は、朝鮮の仏教文化に目を向け、今に伝わる史跡、名刹の建築様式、工芸品などから、朝鮮仏教の思想と歴史を読み解きます。  講座名称  第113回 高麗美術館研究講座  タイトル  法隆寺再建時の仏教工芸にみる百済・新羅の余影   ・・・詳細はこちら

刊行図書

【館報】85号
〔表紙〕華角函 85号掲載内容 展覧会への誘い 朝鮮 虎展によせて /片山真理子(高麗美術館研究員)【特別寄稿】大統領たちのトラ /キム・ファン(児童文学作家)2010年度展覧会スケジュール【高麗美術館研究講座・抄録】考古学からみた朝鮮古代の仏教 /門田 誠一(佛教大学教授) 2010年1月発行 12ページ 300円   ・・・詳細はこちら

ごあいさつ

 たったひとつの朝鮮白磁の丸壺に魅かれて、古美術商の店先に立ちどまったのが四十余年前。
祖国は解放されたものの、私自身、まだ帰るあてもない日のことでした。
いつかは祖国へ帰る。そう思いこんでいたものですから、みやげのひとつにしようと暖簾をくぐったことが,
「今日」の始まりとなりました。
 今もなお私にとりましては帰るに帰れない祖国ですが、そこには私のふる里がございます。
六十余年の歳月はあまりにも遠く、もう私の知っているふる里ではないのかも知れません。
 しかし、高麗・朝鮮の時代にも、ふる里の平原はあのように風を走らせ、夏の洛東にはとうとうとした流れで、
私たちのような童を抱き慈しんでいたことでしょう。
 美術工芸品を観ていますと、どの匠人もそうした風土の恵みをたっぷりと受け留めていたことが感じられるのです。

 同胞の若き人々よ、どうか知って下さい。あなたの民族は、日々の生業そのものを文化とする豊かさをもって、
生きてまいりました。あなたにもその豊饒な生命が息づいているのです。

 この度の開館におきまして私が望み願いますことは、すべての国の人々が私たちの祖国の歴史、文化を正しく理解することで、
真の国際人となる一歩を踏み出して頂くことでございます。
韓国・朝鮮の風土に育った「美」は今もなおこの日本で、言語・思想・主義を超えて、語りかけております。

 どうぞ、心静かにその声をお聴き下さい。

                                                  1988年10月25日
                                                   財団法人 高麗美術館  鄭 詔文

【鄭詔文氏略歴】
 
1918年慶尚北道醴泉生まれ。1960年代に実兄鄭貴文とともに「朝鮮文化社」を設立、季刊『日本のなかの朝鮮文化』を50号まで発刊。
1988年10月に朝鮮古美術品約1700点と建物を財団に寄附し、「高麗美術館」を設立。
1989年2月肝不全のため永眠。享年70歳。

 

高麗美術館  Koryomuseum of Art
所在地 京都市北区紫竹上岸町15
TEL 075-491-1192
FAX 075-495-3718
開館 10:00-17:00 (入館は16:30まで)
休館 毎週月曜日(ただし、祝日と重なる場合は翌日)
年末年始・展示替期間
入館料 一般   500円(400円)
大高生400円(320円)
※(20名以上の団体)
※特別展は別料金です。
※中学生以下は無料です。
※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。
※65歳以上の方は一般料金より2割引(年齢の確認できるものをご提示ください)。
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