展覧会情報

<日韓併合から100年>2010年度 高麗美術館特別企画展 

「写真絵はがき」の中の朝鮮民俗

100年前への時空の旅[1900-1945]

8月21日(土)~10月17日(日)

開催にあたって  朝鮮の植民地下の状況を捉えた「写真絵はがき」は、人類学的、民俗学的な観点からも貴重な歴史資料となっています。本展では、「写真絵はがき」として残された図像や生写真、ステレオ写真に加えて、彼の地を訪れた柳宗悦や浅川巧、若山牧水などの文化人や市井の人々がしたためた文面を読み解き、鳥瞰図絵師・吉田初三郎が描いた朝鮮半島の俯瞰地図や朝鮮博覧会の状況(1929年)、また多くの観光案内冊子など  ・・・詳細はこちら

お知らせ


京城(現在のソウル市)
景北宮・光化門(1912年の消印)
展覧会出展品
x日韓併合から100年 特別企画展「写真絵はがき」の中の朝鮮民俗 関連イベント

「絵はがき」談義、絵はがき交換会、古書販売

絵はがきの奥深い世界に識者がご案内します。また、絵はがきや切手の交換の場を設けます。 さらに当館発行図書等を特価で販売します。 開催日 9月11日(土)13:00†16:00 講師:生田誠氏(絵はがき研究家)       9月25日(土)13:00†16:00 講師:細馬宏通氏(滋賀県立大学教授)                 両日とも、道案内:林哲夫氏(画家・文筆家) 会 場 高麗美術館     ・・・詳細はこちら

研究講座


1910~1920年代の写真絵はがき
2010年度 高麗美術館研究講座

「日韓併合から100年
近現代の朝鮮と日本を知る」

 1910年の日韓併合から100年という歳月が経過した本年、本講座では朝鮮と日本の近現代史に目を向けることといたします。両国の歴史認識にしっかりと向き合い、考察することで、これからの私たちが未来に向かって築いていくべき関係・交流の在り方を考えていきたいと思います。  講座名称  第115回 高麗美術館研究講座  タイトル  日本人が見た植民地朝鮮 講  師  水野 直樹先生(京都大学教授) 日   ・・・詳細はこちら

刊行図書

【館報】87号
〔表紙〕耕織図屏風 八曲一隻 部分 87号掲載内容 【展覧会への誘い】《「写真絵はがき」の中の朝鮮民俗》に寄せて /山本俊介(高麗美術館研究員)維持会員の皆様へ【高麗美術館研究講座・抄録】法隆寺再建時の仏教工芸品にみる百済・新羅の余映 /河田貞(奈良国立博物館名誉館員/元帝塚山大学教授) 2010年9月発行 12ページ 300円   ・・・詳細はこちら

ごあいさつ

 たったひとつの朝鮮白磁の丸壺に魅かれて、古美術商の店先に立ちどまったのが四十余年前。
祖国は解放されたものの、私自身、まだ帰るあてもない日のことでした。
いつかは祖国へ帰る。そう思いこんでいたものですから、みやげのひとつにしようと暖簾をくぐったことが,
「今日」の始まりとなりました。
 今もなお私にとりましては帰るに帰れない祖国ですが、そこには私のふる里がございます。
六十余年の歳月はあまりにも遠く、もう私の知っているふる里ではないのかも知れません。
 しかし、高麗・朝鮮の時代にも、ふる里の平原はあのように風を走らせ、夏の洛東にはとうとうとした流れで、
私たちのような童を抱き慈しんでいたことでしょう。
 美術工芸品を観ていますと、どの匠人もそうした風土の恵みをたっぷりと受け留めていたことが感じられるのです。

 同胞の若き人々よ、どうか知って下さい。あなたの民族は、日々の生業そのものを文化とする豊かさをもって、
生きてまいりました。あなたにもその豊饒な生命が息づいているのです。

 この度の開館におきまして私が望み願いますことは、すべての国の人々が私たちの祖国の歴史、文化を正しく理解することで、
真の国際人となる一歩を踏み出して頂くことでございます。
韓国・朝鮮の風土に育った「美」は今もなおこの日本で、言語・思想・主義を超えて、語りかけております。

 どうぞ、心静かにその声をお聴き下さい。

                                                  1988年10月25日
                                                   財団法人 高麗美術館  鄭 詔文

【鄭詔文氏略歴】
 
1918年慶尚北道醴泉生まれ。1960年代に実兄鄭貴文とともに「朝鮮文化社」を設立、季刊『日本のなかの朝鮮文化』を50号まで発刊。
1988年10月に朝鮮古美術品約1700点と建物を財団に寄附し、「高麗美術館」を設立。
1989年2月肝不全のため永眠。享年70歳。

 

高麗美術館  Koryomuseum of Art
所在地 京都市北区紫竹上岸町15
TEL 075-491-1192
FAX 075-495-3718
開館 10:00-17:00 (入館は16:30まで)
休館 毎週月曜日(ただし、祝日と重なる場合は翌日)
年末年始・展示替期間
入館料 一般   500円(400円)
大高生400円(320円)
※(20名以上の団体)
※特別展は別料金です。
※中学生以下は無料です。
※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。
※65歳以上の方は一般料金より2割引(年齢の確認できるものをご提示ください)。
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