展覧会情報


黒柿貼二層チャン 19世紀

2009年度秋季企画展
「朝鮮の住まいと調度-木工家具にみる美意識」
2009年10月3日(土)~12月23日(水・祝)

開催にあたって  儒教精神や道家思想が脈打つ朝鮮時代、人々の住まいは身分や性別によって厳格に区分されていました。そこに用いられた家具などの木工品にも、陶磁器や絵画といった他の美術工芸品と同様、時代が反映されています。  男性主人の書斎と応接室を兼ねる「サランバン(舎廊房)」の調度品には、学識層の美意識として息づいていた清貧簡素を体現する素朴なものが尊ばれました。一方、女性の起居する部屋「アンパン(  ・・・詳細はこちら

お知らせ


白磁壺(17世紀後半)収集第一号

2010年度リクエスト展「あなたが選んだコレクション名品展」

展示品・イベント リクエスト募集

高麗美術館では、来春、「高麗美術館リクエスト展 あなたが選んだコレクション名品展」(2010年4/10†6/6)と題した展覧会を開催します。本展では当館コレクションの中から、これまでリクエストの多かったものをはじめ、人気の高い「お気に入りの逸品」を一堂に展示することとしています。所蔵品や過去のイベントなど、皆様のお声をお待ちしております。FAXやE-MAILで下記質問のご回答をお寄せいただくか、美  ・・・詳細はこちら

研究講座


鉄造如来坐像(統一新羅末~高麗初)
2009年度 高麗美術館研究講座

「朝鮮の仏教文化―人と思想と建築と」

 朝鮮において三国時代に伝来した仏教は、高麗時代には護国思想として隆盛を極めました。その後、儒教社会であった朝鮮時代にも命脈を保ち続け、現在でも深く信仰されています。  本年度は、朝鮮の仏教文化に目を向け、今に伝わる史跡、名刹の建築様式、工芸品などから、朝鮮仏教の思想と歴史を読み解きます。  講座名称  第112回 高麗美術館研究講座  タイトル  高麗時代の仏教建築と日本 講  師  西垣 安  ・・・詳細はこちら

刊行図書

【館報】84号
〔表紙〕黒柿貼二層† 84号掲載内容 展覧会への誘い 朝鮮の住まいと調度に寄せて /岩城嘉奈子(高麗美術館研究員)【特別講座】朝鮮の茶† 日朝茶文化交流攷 /金明培(韓国茶学会顧問)【高麗美術館研究講座・抄録】古代朝鮮三国と日本の仏教 /坂元 義種(京都府立大学名誉教授) 2009年10月発行 12ページ 300円   ・・・詳細はこちら

ごあいさつ

 たったひとつの朝鮮白磁の丸壺に魅かれて、古美術商の店先に立ちどまったのが四十余年前。
祖国は解放されたものの、私自身、まだ帰るあてもない日のことでした。
いつかは祖国へ帰る。そう思いこんでいたものですから、みやげのひとつにしようと暖簾をくぐったことが,
「今日」の始まりとなりました。
 今もなお私にとりましては帰るに帰れない祖国ですが、そこには私のふる里がございます。
六十余年の歳月はあまりにも遠く、もう私の知っているふる里ではないのかも知れません。
 しかし、高麗・朝鮮の時代にも、ふる里の平原はあのように風を走らせ、夏の洛東にはとうとうとした流れで、
私たちのような童を抱き慈しんでいたことでしょう。
 美術工芸品を観ていますと、どの匠人もそうした風土の恵みをたっぷりと受け留めていたことが感じられるのです。

 同胞の若き人々よ、どうか知って下さい。あなたの民族は、日々の生業そのものを文化とする豊かさをもって、
生きてまいりました。あなたにもその豊饒な生命が息づいているのです。

 この度の開館におきまして私が望み願いますことは、すべての国の人々が私たちの祖国の歴史、文化を正しく理解することで、
真の国際人となる一歩を踏み出して頂くことでございます。
韓国・朝鮮の風土に育った「美」は今もなおこの日本で、言語・思想・主義を超えて、語りかけております。

 どうぞ、心静かにその声をお聴き下さい。

                                                  1988年10月25日
                                                   財団法人 高麗美術館  鄭 詔文

【鄭詔文氏略歴】
 
1918年慶尚北道醴泉生まれ。1960年代に実兄鄭貴文とともに「朝鮮文化社」を設立、季刊『日本のなかの朝鮮文化』を50号まで発刊。
1988年10月に朝鮮古美術品約1700点と建物を財団に寄附し、「高麗美術館」を設立。
1989年2月肝不全のため永眠。享年70歳。

 

高麗美術館  Koryomuseum of Art
所在地 京都市北区紫竹上岸町15
TEL 075-491-1192
FAX 075-495-3718
開館 10:00-17:00 (入館は16:30まで)
休館 毎週月曜日(ただし、祝日と重なる場合は翌日)
年末年始・展示替期間
入館料 一般   500円(400円)
大高生400円(320円)
※(20名以上の団体)
※特別展は別料金です。
※中学生以下は無料です。
※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。
※65歳以上の方は一般料金より2割引(年齢の確認できるものをご提示ください)。
カウンタ