多鈕雷光文鏡 (たちゅうらいこうもんきょう)
 


多鈕雷光文鏡 (たちゅうらいこうもんきょう) 青銅器時代初期

 この鏡は多鈕鏡の祖形に属し、鏡背には雷光のように双線が盛り上がり、遼寧青銅器文化との関りを示すものである。雷光文は星形文などがあらわされた粗文へと移行し、その後は精緻な細文へと変化する。かつて平壌附近で出土したと伝えられるこの鏡は、京都府大山崎の加賀正太郎氏(1888~1954。元大山崎山荘主、ニッカウヰスキーの創設者のひとり)の所有を経て、当館の所蔵品となった逸品である。

다뉴뇌광문경
Mirror with Lighting Design and Knobs
Early Blonze age
D 9.1㎝