韓国ソウル徳成女子大学校博物館・高麗美術館共催朝鮮王朝の意匠(デザイン)と装身具2012年9月8日(土)~11月11日(日)
 

女性の婚礼衣装“円衫”(ウォンサム、19世紀)
徳成女子大学校博物館蔵

開催趣旨

 この度の特別展では、韓国・徳成(トクソン)女子大学校博物館を代表する朝鮮時代の美術工芸品のなかから、優れた造形と装飾を兼ね備えた衣服、調度品や男女の生活用具を中心に、高麗美術館の陶磁器や絵画の数々も併せて展示します。
 韓国ソウルに位置する徳成女子大学校は由緒ある名門大学であり、1920年の「朝鮮女子史学会」を前身とします。同大学校博物館は1971年に開館、2005年の新築移転を経て現在に至ります。北に聳(そび)える道峰山(トボンサン)の秀麗な景観を誇る同博物館では、服飾や装身具、絵画や陶磁器のほか、灯架器、仮面等、所蔵品約2400件を基に自国の文化を網羅的に示す展示を随時行っています。
 本展は朝鮮王朝の宮廷から民間までの生活空間に彩りを添えた「意匠(デザイン)と装身具」を、厳選された約120点の逸品から展望する交流展です。

開館情報


 ■会 期   2012年9月8日(土)~11月11日(日)
 ■開館時間   午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
 ■休館日   毎週月曜(但し9月17日、10月8日は開館)、9月18日(火)、10月9日(火) 
 ■入館料   一般800(640)円 大高生500(400)円 中学生以下無料

 ※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。
 ※65才以上の方は一般料金より2割引します。(年齢の確認できるものをご提示ください)
 ※( )内は20名以上の団体料金。なお、事前申込にて展示解説も承っております。
  詳しくは高麗美術館(電話075-491-1192)まで。

 ■主な出展品  ①徳成女子大学校博物館コレクションから
      女性の婚礼衣装“円衫”(ウォンサム、19世紀) 
      男性の宮廷衣装“赤綃衣”(チョッチョウィ、19~20世紀)
      男性の金冠と白紗帽(19~20世紀)  
      金属・七宝の簪、紙・石の煙草箱、鮫皮・鼈甲の眼鏡と眼鏡入れ(19世紀)
                                           ほか約50点 
②高麗美術館コレクションから
      白磁・青花・鉄絵などの陶磁器(15~19世紀)
      花鳥・山水などの絵画(18~19世紀)
      鏡台・針箱・箪笥等の木工家具(18~19世紀)ほか   約50点
 ■関連イベント  ■記念講演会 「朝鮮時代の絵画にみる女性の服飾と装身具」
 ■ワークショップ 「朝鮮伝統組み紐 “メドゥプ”のチョーカー作り」 いずれも事前申込制

■記念講演会 「朝鮮時代の絵画にみる女性の服飾と装身具」


講 師 : 朴 銀順 先生 (パク・ウンスン、徳成女子大学校博物館館長)
日 時 : 9月15日(土) 午後2時~3時  
参加費 : 500円 (別途入館料が必要)   定員 : 60名   ※日本語通訳あり


■ワークショップ 「朝鮮伝統組み紐 “メドゥプ”のチョーカー作り」



指 導 : 宋正慧メドゥプ教室グループ
〈プロフィール〉
2004年に関西韓国文化院で開講された宋正慧先生のメドゥプ講座に集まったメンバーが中心となる。2009年4月イーグレ姫路「私たちの美」展示会、同年11月見野の郷交流館にて「韓国伝統組紐展」等を開催。2012年7月、大阪にて故・宋正慧先生追悼展「蓮花伝」を開催。


日 時 : 10月13日(土) ①午前10時~ ②午後2時~ (3時間所要)  
参加費 : 3,800円 (材料費込み、別途入館料が必要)   
定 員 : 各回20名  ※中学生以上対象

イベントのお申し込み・お問い合わせは、
電話075(494)2238 (高麗美術館研究所)まで
※諸事情により内容を変更する場合があります。

ミュージアムショップ

本展覧会に合わせた華やかなグッズを多数販売しています。


※写真はイメージです

展示品紹介


■緑圓衫(20世紀)徳成女子大学校博物館蔵

■赤衣(19~20世紀)徳成女子大学博物館蔵


■三作佩物(朝鮮時代後期)徳成女子大学校博物館蔵

■七宝単作佩物・胡蝶単作佩物(朝鮮時代後期)
徳成女子大学校博物館蔵


■金冠(19~20世紀)徳成女子大学校博物館蔵

■眼鏡・眼鏡匣(朝鮮時代後期)徳成女子大学校博物館蔵

■太史鞋(19世紀)徳成女子大学校博物館蔵