1993年 高麗美術館研究講座
美術そのものばかりではなく、その背景となる歴史・民俗学等の立場からアプローチし、
また朝鮮半島美術と日本美術との関連・影響をもテーマとする。


 講座名称   第27回 高麗美術館研究講座
 タイトル  「高句麗後期王都(平壌)の形成と構造」
 講  師  田中 俊明 先生 (堺女子短期大学助教授)
 日  時  1993年1月23日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸  京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  一般:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  高句麗は427年に集安(中国吉林省)から平壌の大城山城一帯に遷都し、さらに586年に現 在の平壌市中心部に遷都する。今回はこの高句麗後期王都平壌の歴史的形成と、王都とし  ての成立、平面構造などを詳述する。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第28回 高麗美術館研究講座
 タイトル  「高句麗古墳と壁画」
 講  師  東 潮 先生 (徳島大学教授)
 日  時  1993年2月27日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸
 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  一般:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  高句麗は、桓仁(遼寧省)、国内城(吉林省)、平壌城、長安城(ピョンヤン)に遷都する。墓  制も積石塚から石室封土墳に変遷、4世紀に壁画墳が出現するが、その壁画墳の変遷過程を 通じて、高句麗文化をとらえる。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第29回 高麗美術館研究講座
 タイトル  「大加耶国の古墳とその周辺」
 講  師  堀田 啓一 先生 (高野山大学教授)
 日  時  1993年3月27日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸
 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  一般:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  大加耶国は加耶連盟最後の盟主国となり、562年の滅亡まで16代520年間、歴史の舞台で 存続したといわれる。その王陵は慶北高霊郡池山洞古墳群と考えられ、この古墳群を考古学 的に解明し、激動期の加耶史復元を試みる。

 ※講師肩書は開催当時のものです。