2002年度 高麗美術館研究講座 「大和・河内の飛鳥と渡来文化」
本年度は歴史学・考古学の分野から、現在の大和・河内地方に残る、古代日本と朝鮮半島との関連性について理解を深め、広い視野にたって東アジアを考えることのできる講座といたします。

 講座名称   第82回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「大和飛鳥と渡来文化」
 講  師   樋口 隆康 先生 (奈良県立橿原考古学研究所所長)
 日  時  2002年5月25日(土)/午後1時~2時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  最近も大和飛鳥ではキトラ古墳から十二支神像のひとつと思われる獣面人像が発見され、 話題となっている。大和は古代日本文化の宝庫だといえるであろう。今回の講義では、そうし た大和飛鳥の新しい発見に基づいて、大和飛鳥と渡来文化との関わりを論じていただく。    (高麗美術館事務局)

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第83回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「河内の渡来人と古代国家」-西文氏を中心に-
 講  師   直木 孝次郎 先生 (大阪市立大学名誉教授)
 日  時  2002年8月24日(土)/午後1時~2時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  西文氏は河内を本拠とする有力な渡来系氏族である。文筆にすぐれていたが、同族に蔵  首・馬史・船史・津史などがあり、財政・水陸の交通・港湾のことに関与した。これら氏族の活  動が、律令体制受容の基礎を造ったのではあるまいか。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第84回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「飛鳥文化と渡来人」-キトラ古墳の被葬者をめぐって-
 講  師   千田 稔 先生 (国際日本文化研究センター教授)
 日  時  2002年11月30日(土)/午後1時~2時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  石室に四神や天文図あるいは十二支の壁画をもつ、キトラ古墳の被葬者を推定すること   は、容易ではないが、四神図を描く古墳が、他に高松塚古墳しか知られない現状と、壁画古墳 という墓制の渡来的性格からみて、被葬者を百済王家にかかわる人であると考える。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第85回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「河内から大和へ」-二つの飛鳥の古代文化-
 講  師   上田 正昭 先生 (高麗美術館館長)
 日  時  2003年2月22日(土)/午後1時~2時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  朝鮮半島からの渡来文化は、河内から大和へと波及した。河内飛鳥と大和飛鳥を対比し  て、古代文化と渡来集団とのかかわりを改めて検討する。

 ※講師肩書は開催当時のものです。