2006年度 高麗美術館研究講座 「朝鮮通信使」①
監修:仲尾 宏(京都造形芸術大学客員教授)
本年度から2年8回にわたり朝鮮通信使をテーマとした講座を開催いたします。この度の講座では、朝鮮通信使をめぐる様々な分野からのアプローチを通じて、当時の日本と朝鮮との交流を振り返りつつ、未来に向けての交流のあり方にまで思いを馳せる良い機会となることを願っています。


 講座名称   第98回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「国交回復と第一回回答兼刷還使」
 講  師   仲尾 宏 先生 (京都造形芸術大学客員教授)
 日  時  2006年5月27日(土)/午後1時~2時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  文禄・慶長の役(壬辰倭乱)の侵略のつめあとを克服し、和平・対等・友好の関係をとりも   どすには日朝双方の努力が必要でした。その交渉の舞台となったのは京都。立役者松雲大  師惟政と徳川家康の交渉の過程を検証します。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第99回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「朝鮮通信使と雨森芳洲」
 講  師   上田 正昭 先生 (高麗美術館館長・京都大学名誉教授)
 日  時  2006年8月26日(土)/午後1時~2時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  第8次(正徳元年・1711)と第9次(享保4年・1719)の通信使外交に対馬藩の藩儒として活躍 した雨森芳洲の思想と実践には、今もなお学ぶべきところが多くあります。その生涯と学問の ありようをかえりみ、あらたな視点から善隣友好の実相をみきわめます。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第100回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「倭館と朝鮮薬材調査」
 講  師   田代 和生 先生 (慶応義塾大学教授)
 日  時  2006年11月25日(土)/午後1時~2時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  享保6(1721)年将軍吉宗の命により、朝鮮釜山にある倭館で行われた薬材の調査について 触れます。裏に朝鮮人参の移植を秘めたこの調査は、医学先進国朝鮮の薬材を学びたいとす る吉宗の願望でもありました。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第101回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「朝鮮通信使の饗応」
 講  師   高正 晴子 先生 (梅花女子大学短期大学部教授)
 日  時  2007年2月24日(土)/午後1時~2時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  江戸時代、朝鮮通信使は約200年間にわたり12回来日しました。一行の人数は3百数十名  から5百名にのぼりましたが食事はどのようにしたのでしょう。饗応献立記録、提供食材等の  記録からそれらの内容とその変遷を明らかにしたいと考えます。

 ※講師肩書は開催当時のものです。