+

お知らせ


2025年春季展覧会は4月1日より開催いたします。

展覧会概要

花からうまれたさまざまな文様は自然の恵みの象徴とされました。鳥はいにしえより自然の王者として天子を象徴する文様でありました。いわゆる「花鳥」という言葉は、現在では絵画史のなかの題材による分類とされていますが絵画だけでなく、瓦・鏡・陶磁器をはじめとした装飾にも見ることができます。その文様は自然と調和した文化の中ではぐくまれた姿としての「花鳥」を見ることができます。自然の力にあがなうことのできない農耕社会では花そのものが自然であり、天空と大地を自由に飛び回る鳥の姿に人々は魅了され続けたのではないでしょうか。この展覧会では、古代三国時代の瓦、高麗時代の銅鏡をはじめ朝鮮時代の花鳥画までの作品から、朝鮮半島に息づく自然との共生が生み出した「花鳥」の世界を楽しんでいただきたいと思います。