展覧会情報

展覧会
4月1日より『風俗画と民具から見る朝鮮時代』展覧会を開催いたします。
お待たせいたしました。4月1日より『風俗画と民具から見る朝鮮時代』展覧会を開催いたします。
この展覧会では、過去35年間の展覧会で初めて展示される朝鮮時代の木工品(農耕道具・木工具・紙工芸)などを一同に展示いたします。また韓国の無形文化遺産としてユネスコに登録された「韓国の仮面劇」などについて紹介いたします。
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お知らせ

お知らせ
2024年より月曜日・火曜日休館(但し祝日は開館)
2024年4月から休館日が変更になります!!月曜日・火曜日休館日

但し、休日の場合は開館いたします。(振替休館はありません)  ・・・

研究講座

研究講座
館報127号に研究講座抄録「在日朝鮮人女性を描いた戦前日本の画家たち」が掲載されました
水野先生の後援会内容が館報127号(2024.1.1発行)に掲載されました。
水野直樹(京都大学名誉教授)
「在日朝鮮人女性を描いた戦前日本の画家たち」



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刊行図書

刊行図書
【 館報127号が刊行されました 】
高麗美術館館報122号が刊行されました。  ・・・

開館カレンダー

 : 休館日、  ・ : 研究講座・イベント(日付にマウスオーバーするとタイトルが表示)
 
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ごあいさつ

たったひとつの朝鮮白磁の丸壺に魅かれて、古美術商の店先に立ちどまったのが四十余年前。
祖国は解放されたものの、私自身、まだ帰るあてもない日のことでした。
いつかは祖国へ帰る。そう思いこんでいたものですから、みやげのひとつにしようと暖簾をくぐったことが,
「今日」の始まりとなりました。
今もなお私にとりましては帰るに帰れない祖国ですが、そこには私のふる里がございます。
六十余年の歳月はあまりにも遠く、もう私の知っているふる里ではないのかも知れません。
しかし、高麗・朝鮮の時代にも、ふる里の平原はあのように風を走らせ、夏の洛東にはとうとうとした流れで、
私たちのような童を抱き慈しんでいたことでしょう。
美術工芸品を観ていますと、どの匠人もそうした風土の恵みをたっぷりと受け留めていたことが感じられるのです。

同胞の若き人々よ、どうか知って下さい。あなたの民族は、日々の生業そのものを文化とする豊かさをもって、
生きてまいりました。あなたにもその豊饒な生命が息づいているのです。

この度の開館におきまして私が望み願いますことは、すべての国の人々が私たちの祖国の歴史、文化を正しく理解することで、
真の国際人となる一歩を踏み出して頂くことでございます。
韓国・朝鮮の風土に育った「美」は今もなおこの日本で、言語・思想・主義を超えて、語りかけております。

どうぞ、心静かにその声をお聴き下さい。

1988年10月25日
財団法人 高麗美術館 鄭 詔文

【鄭詔文氏略歴】
1918年慶尚北道醴泉生まれ。1960年代に実兄鄭貴文とともに「朝鮮文化社」を設立、季刊『日本のなかの朝鮮文化』を50号まで発刊。
1988年10月に朝鮮古美術品約1700点と建物を財団に寄附し、「高麗美術館」を設立。
1989年2月肝不全のため永眠。享年70歳。

 

   高麗美術館  Koryo Museum of Art     DOCODEX_高麗美術館      縁結び大学
   所在地: 京都市北区紫竹上岸町15   TEL: 075-491-1192   FAX: 075-495-3718   開館: 10:00~16:30 (入館は16:00まで)
   休  館: 毎週 月曜日・火曜日(但し祝日の場合は開館・翌日への振替休館はありません) 年末年始・展示替期間
   入館料: 一般 500円(400円)、大高生400円(320円)    ※(20名以上の団体) ※特別展は別料金です。 ※中学生以下は無料です。
   ※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。 ※65歳以上の方は一般料金より2割引(年齢の確認できるものをご提示ください)。