1994年 高麗美術館研究講座 「朝鮮通信使」③
高麗美術館開館5周年記念企画として1993年より始まった「朝鮮通信使」をテーマとした12回の連続講座を引続き開催いたします。
朝鮮と日本の交流の全体像に迫る試みとしたく考えております。


 講座名称   第39回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「朝鮮通信使と日本儒学」
 講  師   衣笠 安喜 先生 (立命館大学教授)
 日  時  1994年1月22日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  朝鮮通信使一行との交歓は、鎖国下の日本の儒者や文人にとってめったとない国際交流  の機会であった。しかもそれは、単に詩文や知識上の交流に止まらない。この交流が近世日  本の思想や教育に与えた影響を考察する。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第40回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「朝鮮通信使が見た日本人像」
 講  師   姜 在 彦 先生 (花園大学教授)
 日  時  1994年2月26日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  西洋人が日本及び日本人をどうみたかについては、たくさんの本が出されている。外見上  似たもの同士の朝鮮人が江戸時代の日本人をどう見たか、通信使の記録に沿うて垣間見るこ とにしたい。今日でも通じる異文化たることを知らされるであろう。

 ※講師肩書は開催当時のものです。


 講座名称   第41回 高麗美術館研究講座
 タイトル   「毛利家伝来の朝鮮通信使贈品」
 講  師   金 巴 望 (高麗美術館研究所)
 日  時  1994年3月26日(土)/午後2時~3時30分
 会  場  佛教大学四条センター
 京都市下京区四条烏丸 京都三井ビルディング4階
 ℡:075-231-8004
  受講料  受講料:1,000円 高麗美術館会員はご招待
 内  容  山口県立博物館の所蔵する贈品は現在、日本に遺された唯一のものである。朝鮮王朝時  代の文房四宝を中心としたものであるが、それは実に特殊ないきさつを持つものであった。
   1711(正徳元)年頃の、日本の興味深い歴史をそこに観ることができるであろう。

 ※講師肩書は開催当時のものです。