
刺繍ポジャギ 韓国刺繍博物館蔵
現代のパッチワークやキルトと響き合う、朝鮮生まれのポジャギ(ものを包んだり、覆ったりする四角い布)。それらは朝鮮時代、とくに18世紀頃盛んになりました。
ポジャギのなかでも端切れを縫いつなぎ一枚の四角い布に仕上げた「チョガッポ」。それらのあるものは創造的で、芸術的な香気さえ漂わせ、20世紀のパウル・クレーやモンドリアンなどの抽象絵画のようにも見えてきます。
本展では、色糸で刺繍を施した生命感あふれる「刺繍ポジャギ」と、色彩と構成が美しい「チョガッポ」にスポットをあてて、韓国刺繍博物館(許東華館長、韓国ソウル市江南区)所蔵の50点と、高麗美術館のチョガッポ約20点で展示構成します。
また、会期中に開催する「ポジャギづくり150分講座」の講師(ポジャギ作家)4人の秀作15点も併せてご覧いただきます。
伝統的な「包む」文化の中で育まれた「女性たちの糸と針の造形」に朝鮮独自の美を感じ取ってください。
| ■会 期 | 2011年9月3日(土)~11月6日(日) |
| ■開館時間 | 午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで |
| ■休館日 | 月曜日 |
| ■入館料 | 一般800円、大高生500円、中学生以下無料 ※障害者手帳をお持ちのご本人と付添いの方1名まで無料。 |
| ■出品協力 | 韓国刺繍博物館ほか |
| ■関連イベント | 会期中に「ポジャギづくり」ワークショップ、「韓国・ポジャギの旅」(3泊4日)の実施。 |
その1
韓国刺繍博物館
トークは90分、15:00から各自美術館へ移動 ※鑑賞は当日講演前・後 又は会期中可能
京都市中京区烏丸通丸太町下る東側
地下鉄「丸太町」駅下車5番出口すぐ
高麗美術館会員は700円
韓国刺繍博物館
服飾・装身具をはじめ、女性の生活周辺を彩る手仕事全般を広く収集、展示。とくに伝統刺繍、ポジャギでは冠たるものがあり、ポジャギの素晴らしさをいち早く世界に紹介。
1976年開設。韓国ソウル市江南区論峴洞89-4 10:00~16:00(土日祝 休館)
その2
李京玉先生、李玉禮先生、崔良淑先生、中野啓子先生がポジャギづくりを指南!
李京玉(イ・キョンオク)先生
韓国・大田生まれ。2001年来日。02年ポジャギ工房koe主宰。日韓文化交流としてポジャギ教室を各地で開講。NHK「おしゃれ工房」など出演。著書に『私のポジャギ』(風讃社)『暮らしのポジャギ』(NHK出版)。堺市在住。
李玉禮(イ・オンレ)先生
1945年渡日。復職を学び、教諭経験の後、朝鮮半島伝統文化研究会主宰。NHK文化センターのポジャギ教室で講師として活躍。ポジャギ及び創作人形展を全国で開催。兵庫コリア文化センター会長。尼崎市在住。
崔良淑(チェ・ヤンスク)先生
韓国・ソウル生まれ。1985年染色を学ぶため来日。95年「からむし工房」(東京都墨田区)を設立。ポジャギや韓国刺繍教室を開講。著書に『つぎはぎの美・ポジャギ』(日本ヴォーグ社)『韓国刺繍』(雄鶏社)など。東京都在住。
中野啓子(なかの・けいこ)先生
1990年韓国ソウルで初めてポジャギに出会い、深く傾倒。2001年~03年、ポジャギ作家・崔福姫先生の日本での個展を神戸・奈良で主催。2003年からグループ展、09年奈良「秋篠の森」でのグループ展が好評。神戸市在住。